新規シンボルを作成 概要 KiCad は標準で多くのシンボルを持っています。また、 RS コンポーネントや DigKey 、 Mouser などもシンボルを変換ツールと共に提供しています。それらの多くの既存シンボルを新しいシンボル向けにコピーして編集して利用することで新しい部品向けとする事が出来ます。 この記事では新しいシンボルを位置から作成する手順を記述しています。 また、作成した新しいシンボルをプロジェクト内でのみ使用するローカルライブラリへ登録します。 今回は標準ライブラリには無い「 PICAXE 」の「 PICAXE-08M2 」のシンボルを作成します。 PICAXE: https://picaxe.com ちなみに、 PICAXE のシンボルは探せば有ると思います。 今回の動作環境  macOS : Tahoe 26.4  KiCad : 10.0.1 最初に。。 注意 : こまめに保存しましょう。 KiCad アプリが突然クラッシュした時に被害を最小限とするためです。 (10.0.1 macOS 版 2026-05-03) 新しいライブラリの作成 今回は、新しいシンボルのためにライブラリを作成します。 ( 既存ライブラリに使いする場合には、この手順は不必要です。 ) 既存のプロジェクトを開く シンボル エディターを開きます。 「 PICAXE 」が標準ライブラリに未登録か検索して調べます。 未登録なので何も有りません。 「ファイル > 新規ライブラリ ... 」を選択します。 「プロジェクト ライブラリ テーブルに新しいテーブルを作成します」のチェックを入れて、「新規 シンボル ライブラリ」の名前を入れて「 Save 」ボタンで保存します。 ライブラリには未だ何も入っていません。 新しいライブラリの確認します。 「設定 > シンボル ライブラリを管理 ... 」を選択します。 新しいライブラリが「プロジェクト固有ライブラリ」に登録されています。 補足 : 他のライブラリをこの画面で登録する事 ( 「 + 」ボタンと「フォルダ」ボタンを使用 ) も出来ます。 新規シンボルの作成 新しいシンボルを登録するライブラリを選択します。 今回は新しく作成した「 New_Library 」を選択します。 シンボル エディター画面の「新規シンボル .. 」ボタンか、メニューの「ファイル > 新規シンボル ... 」を選択します。 「新しいシンボル」のダイアログが表示されます。 シンボル名に「 PICAXE-08M2 DIP 」と入力して「 OK 」ボタンを押します。 ライブラリ「 New_Library 」内にシンボル「 PICAXE-08M2 DIP 」が登録されるので保存します。 保存するとシンボルの「 * ( 未保存表示 ) 」が消えます。 表示を「 mm 」に設定します。 シンボルのボディに矩形を追加ボタンをクリックし、外枠を描きます。 ここは後で調整できるので、大きめにラフに書いておきます。 描いた線の上でダブルクリックし、線の幅を 0.254mm にして、背景色で塗りつぶしにチェックを入れます。 背景色は今回「 L.Yellow 」を指定します。 次に IC の各端子を描いていきます。シンボルにピンを追加ボタンをクリックします。 ピンのプロパティを「 PICAXE-08M2 」のピン ( 部品のデータシート ) に従って設定します。 作成したピンを配置します。 あくまで回路図上でのシンボルですので、実際のピン配置でなくても良いので、回路図が書きやすい位置に設定します。 同様な手順で残りのピンを追加します。   プロパティの設定 「シンボルのプロパティ ...ICON 」をクリックします。 値を設定 リファレンス「 U 」と値「」の位置を調整します。 フットプリントを設定 フットプリントの入力欄をクリックして「フットプリント選択」 ICON をクリックして「フットプリント選択」画面を表示します。 3D ビューパネル表示を ON とします。 真ん中の ICON 3D ビューパネル表示が有効になると画面は次の様に成ります。 検索キーワード「 DIP 2.54 」として絞り込み、該当のパッケージを選択します。 データシートを設定 ドキュメントの URL をローカルファイルか Web で指定します。 ローカルファイルの場合には、データシートの入力欄をクリックして「フォルダ」 ICON をクリックしてファイルを指定します。 Web 上のページを指定する場合は URL を入力します。 フットプリント フィルターを設定 プロパティのから「フットプリント フィルター」を選択して、値を入力します。 ここで設定したものが、フットプリント選択時に選択可能となります。 「 DIP* 」を設定します。 フットプリント選択画面に「フットプリント フィルターを適用」が表示されます。 フィルターを適用する絞り込まれます。 シンボル チェッカー 「シンボル チェッカー」 ICON をクリックして、問題が無いか確認します。 問題が無い時 問題が有る場合は「シンボルの警告」が表示されるので修正します。 以下のエラーは「重複ピン」が発生しているようです。 完成したシンボル 完成シンボル 回路図に配置 回路図に配置してみましょう。 シンボルを選択します。 回路図に配置します。 最後に。。。 以上で、新しい部品のシンボルの手順は完了です。